こんにちは、END です。 ここ数年、この時期に「年に一度のお暇」を頂いて、 放浪の一人旅をさせて頂いており、(毎度ブログネタにもしてましたが) 一昨年、そして昨年と、 2年連続で 北の大地・北海道を 放浪してきたのですが、 北海道は広いですから、まだまだ走り足りず、 帰りのフェリーから望む夕陽に「また来年!」と、静かに思いを馳せておりました。 それに・・・ ベリー・フェイマス「白い恋人」、は今年で40周年ではありませんか。 もうこれは行くしかない!と密かに心に誓っておりました。 し・か・し・・・ 今年はイロイロ忙しくて、のんびり放浪している時間がナイ。。。 仕方が無い、北海道行きは あきらめました。 Miss you, 白い恋人… でも、 2日半ばかりフリーな時間が確保出来たので、 迷わず VW に乗り込んで、気が向くままにドライブ。 やっぱりなんとなく一路 北へ。 そして適当に近からず・遠からずぐらいの距離で高速降りて、 山の方向へ進みました。 辿り着いたのは福島県・猪苗代湖方面。 で、そのまま猪苗代湖に行こうかと思いましたが、 猪苗代湖には、かつて2回 VW で行った事があるので、 どこか違う場所へと、山道を失踪、、、いや疾走。 ちょっと一休みして、「吾妻小富士」に行ってみようと思いつく。 吾妻小富士って、火口に登れたり降りれたり出来るところで、 小学生くらいの時に行った記憶があり、また行ってみたいなと。 それに今から行ってのんびりすれば、夕焼けも眺められるだろうし。 ところが・・・ 道を進むと ほどなくして通行止め! どうやら時間帯がまずかったようです。ツイてないな。。。 昨年の集中豪雨による土砂崩れの工事が続いているそうです。 なんでも壊れてしまうのは一瞬で、築き上げるには長い時間が掛かるもの。 途方に暮れていても仕方ないので、 またの機会にという事で、放浪を続けます。 とりあえずココから喜多方市がまあまあ近いので、 「それならラーメンだろ」 という事で、目指すは喜多方へ。 ・・・のつもりでしたが、 途中で ふと見かけた看板で気が変わり、やって来たのは・・・ 五色沼 (毘沙門沼) ココも小学生で来た事のある場所で、それ以来です。 今までも何度か近くに来た事はあったのですが、 それこそ遠足や観光客が多いイメージだったので、スルーしてました。 しかしナゼかこの時は急に行ってみたくなりまして、 行ってみたら大正解!? ちょうど 夕方5時過ぎだったので、お土産屋さんは閉店。 つまり観光終了、なので・・・ 誰もいません! 散策コースは貸切状態!? 観光地で秘境の探検気分です。 のんびり散策。 静かで美しいです。 聞こえてくるのは ウグイスなどの野鳥の鳴き声だけ。 イイ感じの丸太があったので、腰かけて しばらく静かに過ごしました。 すると・・・ 背後に何か気配を感じたので振り返ると、 何もない。 で、そのまま下を見たら・・・ 鯉です。 しかも紅白でなんだかメデタイ感じです。 おぉ~としばらく眺めて、ふと違う方向に目を向けると、 今度は・・・ 白い鯉が 突如現れました! 何だかよくワカラナイけど神々しくて感動。 初めて観ました、白いコイ。 いや~ 今年は 「白い恋人」 ではなく 「白いコイ」 にめぐり会いました。 やはりボクは「人」には縁がないのでしょうか。。。 ま、シュールなギャグみたいな出来事は 放浪の醍醐味です。 そしてしばらく眺めていたら・・・ さっきの紅白のコイも泳いできて・・・ 整列!! なんだかボクまで背筋が伸びてしまいました。 ここで静かに過ごした時間、出来事はいつまでも記憶に残るでしょう。 素晴らしい体験を有難う、五色沼! 充分堪能し、そろそろここを離れる頃合いと感じたので、 駐車場にポツンと停まったVWの元へ。 その後、 再び走り出してすぐ、 また標識に目が留まり、 脇道に入ってしばらく進み・・・ 案内板に導かれて・・・ 辿り着いたのは・・・ 秋元湖 初めて訪れました。 思いがけず出逢った 美しい光景にしばし感動。 しばらくのんびり眺め、この先にも渓谷があるようなので行ってみる事に。 でもその前に、せっかくだから記念写真を何枚か撮っておこうと、 エンジン掛けずに手押しで動かし、 珍しく (いや初めて??) ステアリングが切れた状態の写真撮ってみようかと、 普段はやらない「据え切り」をしたら、ちょっとおかしな手応えと音が。。。 アレ? とりあえず左右のタイヤを抱えるように揺すってチェックしてみると、 右フロントだけ、コトコト音がして左右に「遊び」があります。 という事は・・・ Wheel 裏に腕を突っ込んで、右タイロッドを揺すってみると、ガタガタ。。。 マジか・・・ 昨年末に車検で点検整備した時は異常無く、 その後 さほど距離は走ってなかったですし、完全にノーマークでした。 それに今回の高速の走行でも、手放しでも真っ直ぐ走るくらい安定しいてたので、 すっかりクルマは絶好調と思っていました。 でも思い返せば、 途中のワインディングではいつもより ちょっと曲がらない感じがしたな・・・ 山道で 実は「お疲れ」だったタイロッドエンドに止めを刺したのかな?? ハア~ 車検(整備)後だからといって、油断していてはダメですね。 とくに古いクルマの場合は、いつ何が起こったって全然不思議じゃない。 ちなみに車検といえば、 こんな NEW Item が登場しておりまして↓ MQQNEYES Registration Sticker ムーンアイズ レジストレーション ステッカー 愛車の車検月に合わせて選べる レジストレーション(=登録)ステッカー。 ちなみにボクの場合、 貼ったのは「黄色の5月」で、実際の車検月ではアリマセン。 単純にMOONEYES といえば、イエローで ゴー・ウィズ・ムーン! ただのシャレと気分で選んでます。 またまたちなみに、このステッカーはリフレクター素材なので、 フラッシュ焚いたらしっかり反射しました!これなら夜間も安全!? さて、それっぽくショップ・ブログらしい宣伝も挟みましたが、 話を旅に戻して・・・ 旅先でトラブルに見舞われるという「不運」なのですが、 と同時にアタマによぎったのは、 もし今年も計画通り 北海道を目指していたとしたら・・・ どこまでタイロッドエンドは持ちこたえたのだろうか? 果たして途中で異常に気が付く事はあるのだろうか?? 想像すると恐ろしい。 今ココに来たから、気が付いたワケで・・・ もしココに寄らずに 山道を走り続けていたら、 完全に壊れるまで異常に気が付かずに事故ったかもしれない。 不運というより、偶然に救われいて、ラッキーだったのかもしれない!? この日この時、この美しい景色に感謝。 ありがとう 、秋元湖 ! さて、これからどうしたものかと。 この先も冒険みたいな旅を続けるのはキケン。 今は山が呼んでない!?とりあえず先に進むのは止めて引き返す事に。 途中の小川の流れに後ろ髪を引かれつつ・・・ 今日の所は どこか町に行って おとなしく休む事にします。 夕暮れ空を拝みながら、ペースを落として、 クルマの様子見ながら 大きめの町を目指します。 走ってみると何だか全然走れてしまいそうな気がする。。。 ですが油断禁物、時々点検がてら寄り道し、 デッカイ赤ベコに遭遇! それではと向かった先は会津若松。 となれば、とりあえず行ってみたのは・・・ おおっ、ライトアップされてる! という事は、 すっかり夜ですが、まだ間近で観る事が出来ると思い、 駐車場にしっかりクルマを移動したのですが・・・ 月明かりだけで真っ暗! しかも駐車場だけでなく、その先も暗くて道がワカラナイ。。。 とりあえず灯りが指す方へなんとなく歩いていくと・・・ 闇夜に浮かび上がる鶴ヶ城(会津若松城)! 幻想的な光景に見惚れつつ、 お城の正面側に廻って行くと・・・ 広い敷地に誰もいない! ボクただ一人。 (ま、暗いのでよくわからなかっただけかもしれませんが・・・) 夜のお城を独り占め。のんびり堪能。 いや~素敵なひと時でした。 充分満喫したその後、まずは宿を確保しようと とりあえず会津若松駅へ。 駅周辺ならビジネスホテルとか いろいろあるので宿には困らないハズ。 だがしかし、ナゼが4件廻ってどこも満室! こりゃ今日は野宿かな・・・と思ったら、鶴ヶ城周辺にもけっこう宿があるようなので、 そちらに再び移動。さすが古くからの城下町!? で、無事に宿を確保した後は、何か土地のおいしいものを求めて 夜の城下町を散策。 お~ステキな建物発見! 会津若松市役所で、ナント1937年!(昭和12年)から現役らしいです。 こんな感じでしばらくノンキに楽しんでいたものの、 土地のおいしそうな食べ物が出てきそうなお店はことごとくCLOSE、 もしくはラストオーダーを迎えてました。時間が遅すぎました。。。 仕方がないので、フツーのチェーン店でビールに有り付きました。 とりあえずいいのよ、ビールさえ飲めればHappyです。 結局日付が変わるまで飲んで、午前様で宿に戻りました。 そして翌朝。 飽きもせず再び鶴ヶ城へ。 明るい時ならお堀もしっかり見学出来ますもんね。 そしてもう一つ明るい時に観ておきたかったのは、 赤瓦。 赤い瓦の天守閣のお城はコチラだけらしく、 2011年に幕末時代と同じ赤瓦に再現させたそうです。 夜観ただけでは色味がワカリマセンからね。 しっかり眺めた後は、お城周辺を散策。 お城の目の前には風情ある武道場が。 昨晩お城に来た時には、稽古中だったようで、気迫ある声が聞こえてきてました。 この環境は 真剣に武道に励んでみたくなるなぁ・・・ ま、今からはチョット。。。ですけど。 そして、 土産物店でイロイロお土産を物色した後に、 お城の近くの茶屋で会津名物のひとつ、「ソースカツ丼」を頂きました。 そしてカツ丼で しっかり気合を入れたなら、 不具合抱えたVWで、覚悟を決めて帰路につきます。 とりあえず実家のある埼玉までの300kmぐらいなら、 なるべくゆっくり キープレフトで、わだちや段差を避けて、 異変に注意して走れば恐らく平気、 イザという時はコントロール失う前に、路肩に突っ込んで果てる覚悟で。 (注意!クルマに異常がある場合、普通は絶対に運転してはイケマセン) スリリングであまり楽しめないドライブ、 要所要所でチェックしながら走りましたが、 ふとひらめいて、さっき買った土産物の中の一品を傍らに置く事にしました。 それは、「白虎刀」。 観光地のお土産屋さんで Kids に人気な 木刀の会津版。 見かけたときに思わず 控えめな「短刀」サイズを 衝動買いしてました。 単純に ”修学旅行” 気分で買ってしまっただけなのですが、 コレはお守り のかわり、「御守刀」にちょうどイイ!?と思い付きまして。。。 要は気の持ちよう、落ち着いて状況を楽しむぐらい気持ちで。 その甲斐あってなのか? ガタはその後 悪化することなく、順調に走行。 毎度、トンネルの中を走る感じって結構好きなのですが、 この日は感覚が鋭くなっていたからでしょうか・・・ いつもにも増して不思議な感じがしました。 ひた走る事 数時間、 途中余裕かまして寄り道したり、最後はちょっとペース上げてしまいましたが、 まだ明るい内に埼玉県内に。 高速降りたら、調子良さそうなセリカGTにばったり遭遇。 ちょっとテンションも上がりました。 そして無事に実家に到着。 これもこの「白虎刀」のおかげでしょうか。 なので「御守刀」、そして「懐刀」へと引き継いでいく事に。 それにしてもふり返れば・・・ 今年は「白い恋人」から「白い鯉」に「白虎」で、 コイビト → コイ → コって、段々 短く略さていく 「白」 に縁のある旅でした。 お後がよろしいようで。。。 以下、後日談。 FUKUSHIMA トリップから戻った翌朝、 早速 「右タイロッドエンド」を摘出。そして午前中には「交換部品」が代引きで到着。 実は・・・会津若松での夜の事。 Beer を飲みながらも、頭の中では「早くクルマを直したい」と考えてしまう。。。 そこで今出来る最速の手段を考えて、Beer片手にスマホでFLAT-4さんの オンラインショップにアクセスして、パーツを注文。 そんなワケで順調にすぐ入手出来たのでした!有難うございました。 パーツが豊富で、扱っているショップ様が日本にある空冷VWって、スバラシイ。 さて役者が揃ったところで、 念の為パーツ同士を比較して確認、トーインが狂わないように位置関係も 測って合わせてマーキングした後に組み込み開始。 難なく作業を終えて、買い物がてら隣町のショッピングモールまで試運転。 問題無い事を無事確認。 その日の晩。 せっかく気持ちよく走れるようになったのだから、ヨコハマまで VWで帰る事に。 ところが・・・ 実家を出てわずか数十メートルのところで、 ヘッドライトが片目、右のロービームが点いていない。。。 勘弁してよ~って感じですが、実家に戻るのも癪なのでその場で修理開始。 恐らく「球切れ」だろって事で、スペアは車載してるのですぐに交換。 ところが・・・ それでもまだ点きません。片目のまま。 あれ配線かな?。。。と思ったのですが、 先にヒューズまだ見てなかったので、ヒューズボックスをCheck。 しかし目視だけでは異常なし。 ですが、念のためヒューズを外してみると、 ポロっと崩壊。 原因はコレだったのね。。。という事で、 新品スペアにチェンジ。で、無事点灯。 いや~まったく、トラブル続きですが、 考えてみれば不幸の中の幸いだし、また走れるのだからHappyです。 夜のドライブを楽しんで、 ベイブリッジを走り抜けて・・・ 本牧へ帰って来ました。 今回の放浪の一人旅は いつもより短かったですが、 いつも通り いろんな事が 盛りだくさんな旅でした。 ナゾナゾみたいな事の連続は、人生にもよくありますね。 ツキはどっちに転ぶかワカラナイ。 だから出来る事を楽しんで行くしかないのでしょう。 捉え方を変えれば・・・ まったく別の答えがあるのかもしれません。 -END-