こんにちは、先日初めて「はやぶさ」に乗ったMOONEYES の松井です。
「新幹線は青でしょ!緑は無いよぉ」と思っていたのですが、実物を見て、
「おお!速そう!」とテンションが上がってしまいました。
速い乗り物はいいですねぇ~!
新幹線の話しは置いておいて、前回のEND-sanのBlogでも紹介された
Mooneyes Dragsterのお話しです。
その前に、Area-1ではDragster EXHIBIT開催中ですので皆さん是非お越し下さい。
さて、Mooneyes Dragsterがイギリスに渡った話しを御存じの方は多いと思いますが、
Sydney Allardという人物をご存知でしょうか?
この眼鏡をかけた紳士(イギリス人)がSydney Allardさんです。この人無しでは、Mooneyes Dragsterの
渡英の話しは始まりません。
イギリスでAllard Motor CompanyというSpeed Shop(?)を経営しておりました。
話は、1960年までさかのぼります。
ある日、Sydney AllardさんはHot Rod Magazineで”Chizler”を見て「俺達も,Dragsterを作るぞ!」
と動き出しました!
当時、イギリスではDrag raceは盛んではなく、情報源・見本は全てアメリカでした。
そこで、CaliforniaのMOON Equipped Companyにパーツを色々とオーダーしました。
当初はGM styleのTop Mount Blowerを取り付ける予定でしたが、同時期にイギリスの
レギュレーションが変更となり、エンジン稼働部分をすべて覆わないとダメ!となってしまいました。
となると、PotvinのFront Mount Blowerだ!ということになりました。
(イギリスのレギュレーションが変わらなければ、Potvin Blowerを取り付けなかったのかもしれません。)
エンジンはV8 Chrysler Hemi 354ci.ヨーロッパ初のDragsterが作られ始めました!
フレームの形状を見ると、Chizlerに影響を受けたのが、一目瞭然ですね!
USAのDragsterと大きく違う点では、エンジンがすべて覆われている点と、
FrontのWheel・Tireが太いです。どちらも当時のイギリスのレギュレーション
の為でした。
1961年にはここまで出来上がり、イギリス国内にDrag Raceの普及の為、展示された様です。
もちろん、エンジンをかけてのデモンストレーションもしたようです。
安全性の為、ブレーキの装着が必要だったので、Mooneyes Dragsterのような
Front Tireの装着は無理でした・・・・。その他、前後にサスペンションの取り付けが
必要だったのですが、協議(?)交渉した結果、リアのみリジットとなっています。
また、この手のDragsterでは珍しく、パラシュートが着いていません!フロントにも
ブレーキが装着されたいたので、問題なかったようです。
さあ、ここまで書きましたが、ここから点と点が繋がり、線となっていきますので、
次回まで、首を長くしてお待ちください!
「次回!Mooneyes Dragster渡英!?」